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地域活性座談会バックナンバー
一つの事業を取り上げて、担当者が対談形式で話をします。
事業成功のポイントは何か?事業の中で出てきた課題やそれを乗り越えるまでの過程から探っていきます。事業を運営していく上での役立つ事業課題の解決法を数多くご紹介いたします。
 

町おこしの主役は地元住民 全ては語り合いから始まる

  一般的なワークショップの手法を取らず、地域の課題を洗い出し、地域づくりの計画から実践までを行った地域がありました。私たちプロジェクト地域活性(以後当社)が地域から学んだ、住民の声を活かした地域づくりのコツ。今回はそのポイントをご紹介していきます。

 

地域住民から意見を引き出す秘訣とは?

 ―まずこの事業がどのようなものだったのか教えてください。

三神:

「地域振興計画策定事業」といって、宮城県の旧鳴子町鬼首(おにこうべ)地区で地域の課題を洗い出し、振興のプランや計画を立ててゆく事業でした。2年間携わったのですが、1年目は地域の方々とのワークショップやヒアリング調査を行い、地域の強みや課題を洗い出していきました。そして2年目、その結果からさらに議論を重ね、地域振興を図るためには【都市農村交流】と【循環型(地産地消)】の2点が必要だということになり、それを軸とした地域振興計画を立てました。

望月:

現在、鬼首地域では地元の廃校を活用してNPO法人鬼首山学校協議会の活動を行っています。この事業は、地元で地域づくりを進めるNPOを立ち上げる準備をした事業ともいえます。

 ―地域外にある会社が、地域の課題の把握から計画の策定まで、どのように進めていったのでしょうか。NPOをもともと想定していたのですか。

三神:

普通は外部の人たちが事業計画を勝手に立ててしまいがちですが、実はこの事業で私たちは計画を立てていません。事業の話が出た段階から、地元に大沼幸男さんという地域づくりのキーマンになる人物がいました。大沼さんに初めてお会いした時に、手描きのビジョン図を見せられたのです。

そこには、まず地域住民の誇りを取り戻す象徴として、リゾート開発後に耕作放棄地となっている「きつね森」を住民の手で復活させることが描いてありました。土地を耕すのもトラクターでやるのではなく、地域の人が一緒になって手作業でやることに意味があるとおっしゃっていました。地域内でその素地を作る。その上で地域内外の交流がはじまると。

望月:

地元のキーマンであった大沼さんには、ありたい姿が明確に見えていました。しかし、最初はまだ地域の方々にあえて全てを話してはいなかったのです。そこから事業が始まりました。

三神:

1年目はワークショップを行いました。その時に大沼さんが、地元のお母さん方や、やりたいことがある事業者さん等を呼んで、なごやかな雰囲気で語る場をもうけてくれました。そこには、地元のお母さんお手製の郷土料理があったり、地元のお酒がふるまわれたり。それはワークショップらしくなく、最初の頃は事業が進んでいくかどうか内心ヒヤヒヤしていました。地域の課題を出さないといけない場なのに、全然話し合いになってないんじゃないかと。

望月:

大沼さんに、なぜ飲み会ばかりなのかと聞いたところ、ワークショップだけをしても、地域から本音の意見は絶対に出てこないと言われました。過去に計画だけで終わったこともあったので、同じことを繰り返したくないからということだったのです。

 
 

意見が実践に繋がることで信頼関係が構築される

三神:

次第にそのような場で出された話が繋がってくるようになりました。強い想いをもって、あるいは何気なく話に出された「地元の人がやりたいこと」を実際に実施していきました。1年目は炭焼き小屋づくりや、地域づくりの拠点となるきつね森の整備(蕎麦を植える、住民の手で神社を建てる)等を行いました。また、それと同時にきつね森をどのように活用したいのか、都市部の方へも聞きました。旅行雑誌の見開き2ページに、まだ手つかずのきつね森の写真をドーンと載せて、ファミリー層から活用のアイデアを募ったのです。外部の視点を一般論で押しつけるのではなく、このように楽しい方法で伝えていくことで、地域内の話し合いも活性化していきました。これも大沼さんのアイデアでしたね。

望月:

地域の人も、ワークショップで何か言えばそれが実現されていくという信頼ができてきたように思います。当社は事業でやっているので2年という期間を意識していましたが、大沼さんから急ぐなと何度も言われたんですよ。地域の人がやる気になることが一番大事だと言われました。

三神:

この1年目の実践の中で、地域の課題を洗い出していきました。地域を作るのは計画ありきではなく、地元の人の声からすくいあげていくものだと学びました。

望月:

大沼さんは地域としてのゴールを見据えていました。ワークショップでも、その場で目的が達成されてなくても、2年後に地域が動き始めればいいと思っていたようです。地域内の相互の信頼関係構築を優先していたのです。

三神:

2年目、「都市農村交流」については、1年目にファミリー層に来て欲しいという声があったので、2年目に炭焼き体験やモニターツアーを実施しました。

また、交流を行うには、地元の人が地元の魅力を知らなければいけないということで、地域内で地域の魅力を再確認する取組みを2つ行いました。

ひとつは、地元の方々向けに、きつね森で育てた蕎麦を食べる交流会です。もうひとつは、地域の魅力や情報を地元のみんなで共有できるように、鬼首の文化を記載したカレンダーを作ったり、「きつね森から」という地域情報の新聞を季刊発行して、鬼首地区に全戸配布しました。

望月:

信頼関係を土台とした1年目のワークショップが、交流会の実施や新聞の発行という形になって、さらに地域内へ浸透しました。そういう意味で2年目は地域内の結束を固めることにつながったのではないかと思います。計画を立てながら実践も行っていったのです。

 
 

地域によって進め方のコツは違うもの

 ―では、地域づくりのコツはこちらから事業計画は出さないで、地域の人から出るのを待つということでしょうか。

望月:

それは地域ごとにケースが違うと思います。最初に設計図(ビジョンや事業計画)を地域の人と共有することにより、理解を得ながら事業を進めることができた地域もありました。こちらから事業計画を提示する場合は、地域側の理解を得ることが重要になります。

地域のキーマンがいるのであれば、計画通り進まない焦燥感を共有するなど、キーマンとの腹を割ったコミュニケーションが重要だと思います。それをすることで、より早く私たちの役割も見えてくるでしょう。

三神:

地域の現状の課題を正確に把握して、今の自分たちにできること、やるべきことを見定めて行くのが大事だということですね。

 
 

 

鬼首山学校 校長

大沼 幸男氏

本プロジェクト【アドバイザー】のご紹介&コメント

 鬼首に住む私とプロジェクト地域活性の望月氏は、土着の人とよそ者の関係。私が土で望月氏は風だ。

風土づくり(地域づくり)はここから始まる。どちらか一方ではなかなか進まない。一献傾けまた何かが始まる。

 

 
 
【編集後記】

地域づくりに関わる上で重要なことは、計画にとらわれず、また、焦らず最終的なゴールを目指すことだと学びました。確かに事業としてやるべきことはありますが、本当にその地域のためになる取組みをしていきたいと思います。(佐藤)

●実は前職の時、まさにこの「キツネ森」プロジェクトのPRで関わっていました。地域に入り込むため、また関係者のモチベーションを上げるために、戦略的なコミュニケーションを重ねていたこと。当時思い切った広告提案も受け入れてくれた大沼さんの人間力を再認識させられました。(松浦)

 
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