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プロジェクト地域活性 トップページ > 月刊地域活性レポート > 第21号 食・農マッチング
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第21号 食・農マッチング

〜地商地産による

    生産者と実需者のビジネス展開〜

 はじめまして。プランナーの小野寺です。国産品や地産地消への注目が高まっている昨今の動向は、「食財」の宝庫である東北地域にとって、絶好の機会であると思われます。

 そこで、今回は、東北の食財の良さをより広め、流通・消費を高めるために、生産者と実需者(食品製造業・飲食店・小売店など食にかかわる事業者)が手を取り合うことの重要性について考えていきたいと思います。 (事業企画部 プランナー 小野寺)

 
地商地産型 食・農マッチングとは

 “地商地産”、“食・農マッチング”とあまりなじみのない言葉が並んでいますが、地商地産型食・農マッチングとは、簡単に言えば、「生産者と実需者をつないで、地域食財の流通・消費を活発化させる」ことです。

 一般によく知られている“地産地消”とは、「地域で生産された農作物等をその地域で消費する」ことですが、それに対して、ここでいう“地商地産”とは「地域で生産された農作物等をその地域で商う」ことを意味します。

  地域食財を、地域の人に消費してもらうためには、地域食財を地域内で購入する、あるいは食する機会が多くなければなりません。そして、そのためには、まず、地域の食財を地域で売っていくことが必要であり、地域生産者と地域の実需者の結びつきが重要になってきます。

 地商地産型食・農マッチングとは、つまるところ、地域の生産者と実需者をWIN−WINの関係で結び付けて、地域内における地域食財の売買を活発化させ、新たなビジネス展開につなげることなのです。そのような意味では、昨今注目されている農商工連携に向けた取組みであると言えます。

 
 
食・農マッチングのキーワード
1.顔の見える関係の構築の重要性

 地商地産型食・農マッチングを行うためには、生産者と実需者の関係構築が欠かせません。ここでいう関係構築とは、生産者と実需者が単なる取引の関係を構築することではなく、「顔の見える関係」を構築することです。

 
2.「顔の見える関係」とは

  「顔の見える関係」とは、生産者と実需者が、農作物の価値を共有すると共に、お互いの要望を理解し合うことのできる関係を表します。

 
●なぜ顔の見える関係構築が必要なのか
 

 昨年度、食財にこだわる実需者と、付加価値の高い農作物を作る生産者との交流会(生産現場の視察、農作業体験、意見交換)を実施したところ、次のような事柄が明らかになりました。

<実需者からの意見>

  • 小売店が求める規格は、加工事業者にとって必ずしも必要なものではない。
  • 規格外品をもっと使いたいため、規格外品に関する情報を生産者から流してもらいたい。
  • 生産者の声を直接もっと聞きたい。

<生産者からの意見>

  • 実需者の声、実需者を通して消費者の声を直接聞きたい。
  • 実需者に農作物の付加価値を理解してもらうとともに、実需者からの意見を品質向上につなげたい。
  • 生産者も実需者の現場を見学し、自ら生産した農作物がどのように使われているかを知ることが重要。

生産者と実需者の交流会

 このように、交流会での意見交換会からは、生産者と実需者が、お互いの意見を直接聞く機会を欲しているということや、お互いの要望を共有し合い相互理解を深める機会が欲しいと感じていること等が分かりました。

 生産者と実需者が、農作物の価値やお互いの要望を共有し、共に消費者に向き合っていくためには、生産者と実需者が「顔の見える関係」を築くことが必要と言えるのではないでしょうか。

 

●「顔の見える関係」の理想像

〜農家レストランA店における生産者と実需者の連携関係〜

 
 次の事例は、仙台市内のある生産者と実需者(農家レストラン)の連携関係です。A店の経営者A氏と生産者B氏は夫婦であるため、家族内で「顔の見える関係」による生産者と実需者の関係が成り立っています。
 
 

 ビジネス上で、上記のような「家族同士の信頼関係と同様な」関係を築くことは難しいかもしれません。ですが、A店に見える「生産者と実需者が、野菜の特性や価値を共有するとともにお互いの要望を理解し合う」関係は、“顔の見える地産地消型食・農マッチング”につながる重要なポイントとなり得ると思われます。

 単に食品を売り買いするのではなく、食品の出来上がった背景にあるストーリーや、食品の使われ方を知るとともに、お互いの要望を理解し合うことが大切なのです。
 
 
食・農マッチングの実現に必要なこと

  地商地産型食・農マッチングを実現するためには、生産者と実需者に次のような事柄が求められます。

<生産者に求められること>

  • より積極的に実需者とかかわりを持ち、生産者が自分たちの情報を伝えるとともに、自ら外の情報(消費者や実需者のニーズ等)を収集していく姿勢。
  • 自分が生産した農作物を能動的に「販売する」姿勢を持つ(ターゲットの明確化も重要)。
  • 不利な条件も有利に変える、発想の転換(生産量が少ない=希少性が高い等)。

<実需者に求められること>

  • 農業の特長や生産面のリスク(質と量の安定供給の問題等)も理解した上での取引。
  • 生産者の農作物に対する思いや、生産のストーリー(物語)を理解する姿勢。

 生産者と実需者が、「農作物の価値を共有する」「密なコミュニケーションをとる」「共に消費者に向き合っていく」こと等を通して、相互理解を深め、顔の見える関係による信頼関係を礎にした、長い取引関係を構築することによって、地商地産型食・農マッチングが実現できると考えられます。

 
 
食・農マッチングによって実現されること

  顔の見える関係による地商地産型食・農マッチングによって実現することとして、次のような事柄が挙げられます。

 
@「多対多のマッチング」から「個対個のマッチング」へ
 
 規格品や大量供給を重視した流通形態だけでなく、規格にこだわらない個別の取引が実現。

 ※ここでは、個対個の取引を統合するコーディネート機能が求められます。

 
 
A個対個のマッチングによる継続的な取引関係が実現
 
  生産者と実需者がお互いの要望を理解した上で取引を行うことで、長期間にわたる継続的な関係が確立。
 
 
B新たなビジネス展開へ
 
 将来的には、農商工連携による高付加価値の商品・サービスの開発・提供が実現し、バリューチェーンの再構築なども期待されます。
 
 
 生産者と実需者が顔の見える関係で結び付いて地商地産型食・農マッチングを展開することによって、東北の食財の良さが多くの人に広まり、流通・消費の向上が期待されます。
 

  当社では、東北地域の生産者や実需者の皆様が、顔の見える関係による地商地産型食・農マッチングを実現し、地域食財を活用して新たなビジネスを展開するお手伝いを行っていきたいと考えています。

 
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