株式会社プロジェクト地域活性
プライバシーポリシー
リンク
サイトマップ
電話でのお問い合わせはこちら 022-205-3540
トップページ会社概要事業紹介事業実績地域振興への思いメディア紹介履歴お問い合わせ
プロジェクト地域活性 トップページ > 月刊地域活性レポート > 第10号 地域ブランド(前編)
会社概要
企業理念
会社情報
アクセスマップ
関わっている組織・プロジェクト
 
事業紹介
事業内容
プランニング手法
 
事業実績
地域の人財確保・育成領域
農商工連携・地域ブランド領域
観光・ツーリズム領域
 
地域活性への思い
 
メディア紹介履歴
 
採用情報
 
お問い合わせ
 
リンク
地域活性プランナーの座談会
月刊地域活性レポート
 
リンク
みちのく6次産業プラットフォーム
田舎郡東北村
企業ファームみちのく
農商工連携プロデューサー育成塾
Gazoo muraプロジェクト
アクセスマップ
[所在地]
 仙台市宮城野区榴岡2-2-11
 仙台KSビル7階
[電話番号]
 022-205-3540
[FAX番号]
 022-299-1420

第10号 地域ブランド(前編)
〜地域ブランドの基本的な考え方〜

 現在、地域づくりの「決め手」として、地域ブランドづくりに取り組まれている地域が多いと思います。

 これから2回に渡り地域ブランドをテーマに取り上げて、基本的な考え方と具体的な展開の仕方について、お伝えしていきたいと思います。

(代表取締役社長 望月 孝)

 
ブランド
 まず最初に結論から言いますと、「マーケティング」とは「売れる仕組みづくり」のことですが、「ブランディング(ブランド作り)」とは「売れ続ける仕組みづくり」だということです。
 
1.ブランドとは?
 

地域の食材 「ブランド」というと、ヴィトンやエルメスのような海外の有名な高級品をイメージされる方が多いと思いますが、私はBSE問題でアメリカ産の牛肉の輸入がストップした時の「吉野家」が象徴的なブランドの事例だと考えています。

 私は昔から吉野家の牛丼の大ファンで、今でも週1回はお世話になっています。「うまい、やすい、はやい」というキャッチフレーズとオレンジ色の看板は皆さんもご存知だと思いますが、あの看板を見ると、引き込まれるかのようにカウンターに座ってしまうのです。

 吉野屋はこの「うまい、やすい、はやい」を頑なに守り抜くために、最後までアメリカ産以外の牛肉を使った牛丼を出しませんでした。他の牛肉では吉野家の秘伝のタレに合わず、あの味は出ないと言われています。また他の牛肉では価格を上げざるを得なかったのかもしれません。つまり、「うまい、やすい」が守れなくなると判断されたのでしょう。

 吉野屋は、あの時期を乗り越えて、より一層ファンの信頼を高め、吉野家と言えばいつもの牛丼の味で、「うまい、やすい、はやい」ということを改め「顧客に約束」したのだと思います。この時期(≒チャンス)を通して吉野家は長期的な「顧客からの信頼」を獲得し、吉野家のブランドをさらに強固なものとして確立したのだと言えます。

 
 
2.ブランドの持つ機能
 

 ブランドの語源は英語でBurned(=刻印)ですが、ブランドの起源は、ブランドの持つ機能と合わせて、概ね次にあげることだと言われています。

 
@出所表示機能
 

 エジプトのピラミッドの時代、レンガ職人が自分が作ったピラミッドのレンガに「印」をつけ、子孫に自分が創った芸術品を伝えようとしたことが一番古い起源だと言われています。

 また、モンゴルの遊牧民が、自分の所有する牛という証拠に牛のお尻に「焼き印」を押して、牧童が自分の牛と他人の牛を取り違えないようにしていたことも、ブランドの起源だと言われています。

 
A品質保証機能
 
 中世のヨーロッパで、イギリスから欧州大陸に度々輸出される「まがい物」のウィスキーに困ったスコットランドの輸出業者が、スコッチウィスキーの樽に「焼き印」を押して「ロウ」で固め、商品の無断複製を禁じたそうです。これもブランドの起源であり、「商標」の起源にもなっていると言われています。
 
 
地域ブランド
1.地域ブランドは誰が創る?
 

 5年程前、地域づくりの仕事で青森県弘前市を訪れた時に、私が「これが地域ブランドをつくる基本」であると感じた出来事をお伝えします。ちょうど桜の満開の時期でしたので、弘前城を観光ボランティアの方に案内して頂きました。その方は、おそらく30歳代の女性の方だったのですが、その時の会話がとても印象的でした。

弘前市内の洋館

 

「なぜ観光ボランティアをされているのですか?」

「私は弘前で生まれ、弘前で育ちました。弘前が好きで好きでたまらないのです。だから私は観光ボランティアをやって、一人でも多くの人に弘前の良さを伝えていきたいと思っているのです。」

 

 その方には弘前城のご紹介だけではなく、今でも残る明治時代の洋館や津軽三味線ライブが聴ける居酒屋等、弘前の「魅どころ」をたくさん紹介して頂きました。地域ブランドは、地域にこのような方がたくさんいて、このような人たちが創っていくものだと強く感じたことを覚えています。そして今でも私は「弘前ファン」の一人になっているのです。

 
 
2.地域ブランドとは?
 
 地域ブランドは「地域」の「ブランド」ですので、前項でお伝えしたように、地域が「出所表示機能」「品質保証機能」を持ち、「顧客に約束し、顧客からの信頼を得る」ことが重要です。地域ブランドには様々な説明の仕方(定義)がありますが、私は次のような考え方が比較的わかりやすいと考えています。
 

地域ブランド=

基本価値×情報価値×周辺価値×地域価値

 
 足し算ではなくかけ算にしているのは、上記のどの価値が1以下になっても地域ブランド力は減少し、仮にある価値が0になると地域ブランドは0になります。
 
@基本価値
 
 全ての商品の根底をなす、「食品=味、家電=機能」などです。観光の観点では、地域の「観光資源そのもの」になります。

 ここでの消費者満足が無ければ、ブランドとしては成功しません。もしこの価値が不十分でありながら売れている地域ブランドがあったとしても、それは短期的なブームに終わってしまうでしょう。

 
A情報価値
 
 ネーミング・パッケージ・デザイン、マーケティング・広告内容なども消費者の購買動機の要素となります。また、マスコミ・情報誌等の記事(広告ではなく)で取り上げられることにより、一層社会的なステイタスは高くなります。
 
B周辺価値
 
 これは商品自体から離れ、消費者がブランドとは直接結びつけませんが、消費者にとって重要なものを意味します。

 地域の事業者のリサイクル等、環境への取り組みやコンプライアンス(法令順守)は重要な周辺価値となります。また、お中元やお歳暮でタオルを贈る時、タオルのメーカー名より、三越・藤崎など送付元の百貨店名そのものが周辺価値となります。

 
 
C地域価値
 
 「地域のアイデンティティ」(第9号 地域のアイデンティティ参照)を礎にした地域特有の資源・歴史・伝統文化等を反映するものです。

 例えば、北海道ブランドは、北海道の大自然という地域性があれば、豊かな農産品や雄大なスケールの観光資源をイメージさせる効果を持ち、それが販売や誘客に結びつきます。また、弘前の観光ボランティアの方の例でもお伝えしましたが、地域の人たちの地域に対する「思い」そのものも、地域価値と言えるでしょう。

 
 
魚市場 もうひとつ、地域ブランドには「地名+産品」で表される「モノの地域ブランド」という考え方があります。地域特有の伝統工芸品や農林水産物に多く、青森りんご、南部鉄器、秋田杉、仙台味噌、会津塗り等のことを言います。

 平成18年4月より施行された「地域団体商標制度」(特許庁)は、「モノの地域ブランド」をさらに加速させていくと思われます。

 
 
 地域ブランドは、「地域アイデンティティ」を礎にして、 地域の真の魅力を知る地域の人たちが創り上げていくものです。

 次号では、当社が実際にお手伝いした地域ブランドづくりを踏まえ、地域ブランドの具体的な展開の仕方をご紹介いたします。

 
ご意見・ご感想などお待ちしております! 
 
地域活性レポートバックナンバーはこちら
 

 

トップページ会社概要事業紹介事業実績地域振興への思いメディア紹介履歴お問い合わせ