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第3号 観光ニーズ調査(前編)
〜地域にとって

効果的なモニターツアーとは〜

 貴地域では、観光振興のためのニーズの把握はどのように行っていますか?そして、その結果は観光振興を行う上でどれくらい有効でしょうか?

 今回は、観光ニーズ調査でよく使われる「モニターツアー」について、効果的な実施の仕方をご紹介します。 (事業企画部 主任プランナー 三神)

プロジェクト地域活性主任プランナー三神
 
モニターツアーを実施する意味
 

モニターツアー@ 観光振興を行う上で、地域外(観光客・消費者等)からの意見は非常に重要なものです。しかし、モニターツアーに来てもらい、ただ意見を聞いて、まとめて終わってしまっては、効果的なツアーとは言えません。

 モニターツアーは何のために実施するのでしょうか?それは、単に外部の意見を聞くためではありません。地域で観光振興を行う上での「仮説」を検証するために行います。

 
効果的なモニターツアーを行うために

 効果的なモニターツアーというのはどういうものなのか。実際に「ありがちな(=十分に効果が出ない)モニターツアー」と「効果の大きなモニターツアー」を比べてみたいと思います。

 対象地域は以下の通りです。

 
対象地域

E町F地域

状況 観光農園や、効能の高い温泉、歴史、古くから伝わる祭や伝統芸能、花や紅葉など見所が多い観光エリア。しかし、冬季においては客足が激減する。
モニターツアーのねらい 激減する冬季の観光客を増やしたい
 
 
1.ありがちなモニターツアー

 まずは「ありがちなモニターツアー」から見ていきたいと思います。準備段階から実施、アンケートの内容、その後の部分まで、本当によくあるモニターツアーのスタイルです。

 

準備段階

(地域内での話し合い段階)

  • 冬季観光振興のテーマがわからなかったので、モニターツアーで地域外の人に意見を聞くことにした。
  • モニターツアーのコースに関しては、地域内で魅力的だと思う資源を出してもらい、それらをまとめてコースにした。
モニターアンケートの内容
  • それぞれの施設の満足度を聞き、一番高いのはどれかを見ることにした。また、重要な項目はフリーアンサーで参加者に自由に書いてもらうことにした。
 
【モニターツアーアンケート】
 

モニターツアーアンケート@

 

モニターツアー当日

  • 手作りのツアーであったため、関係者全員が当日動いた。
  • おかげで、参加者には好評だった。
アンケート結果
  • ツアー当日の感触通り、全体的に満足度が高い結果となった。
  • 特に▲▲体験館の満足度が一番人気だった。
その後の地域の動き
  • いい結果が出たので地域内で満足した。
  • ▲▲体験館の満足度が一番高かったので、この施設の■■体験を冬季観光の目玉にすることにした。
 
 
2.効果の大きなモニターツアー

 では次に「効果の大きなモニターツアー」を見ていきます。

 

準備段階

(地域内での話し合い段階)

  • 地域内での話し合いでは、夏以外の来訪者の特徴を探した。すると、1軒の農家レストランの事例が出てきた(下記参照)。
  • 地域ではこの事例を参考に、「地域の人との交流」が冬季に人を呼ぶ際にも有効なのではないかと考えた。そこで、モニターツアーでその検証を行うことになった。
  • コースについては「地域の人との交流」ができる要素を盛り込んだ。具体的には、親切な指導と地域を熱く語る▲▲体験の××さん、農家レストランの◎◎さん…。

<事例>

小規模ながら、最近着実にリピーターを増やしている地元の農家レストラン。そこでは、お店のお母さんがよくお客様とおしゃべりをし、お客様はそのお母さんの人柄が好きになって、何度も足を運んでいる。

モニターアンケートの内容

  • 体験館や農家レストランなど、それぞれのどの部分に満足したかを聞くことにした。その際に、「地域の人との交流」となる部分を選択肢に入れ、どれくらい重要な要素だったかを検証する。また、モニターが書き足りない思いは自由記述で書いてもらうことにした。
 
【モニターツアーアンケート】
 

モニターツアーアンケートA

 

モニターツアー当日

  • 手作りのツアーであったため、関係者全員が当日動いた。「地域の人との交流」は果たして有効か?現場でじっくり観察した。
  • 地域の人との交流も参加者には概ね好評だった。
アンケート結果
  • ツアー当日の感触通り、「地域の人との交流」は概ね好評だったが、一部に不満も見られた。具体的には、「もっと詳しく解説してほしい」という声が多かった。
  • ■■体験は最も高い人気だった。
  • 自由記述の部分で、「温かい(人)」という言葉を使った人が8割もいた。
その後の地域の動き
  • アンケートの結果から「地域の人との交流」は有効であると考えられる。そこで、今後は■■体験を看板メニューとしながらも、「地域の人の温かさを感じる交流」を軸にした展開を図っていくことになった。
 
2つのモニターツアーは何が違うのか
   ありがちなモニターツアー」と「効果の大きなモニターツアー」の一番の違いは、 地域内で仮説を持っているかどうかです。 モニターツアーA

 「効果の大きなモニターツアー」では、「交流が地域振興のテーマになるのではないか?」とあらかじめ地域内で仮説を出しています。そのため、その検証をするために調査ができるわけです。

 一方、「ありがちなモニターツアー」では、ただ既存の施設の満足度を調べて、「評価が高くて良かった」で終わってしまいます。

 仮説のないモニターツアーから、新しいテーマやストーリー(物語)は出てきません。仮説を持つということは、地域の観光戦略や意思がそこに入るということ。その有無で地域振興におけるモニターツアーの意義は大きく変わってきます。

 
モニターツアーで地域が一歩踏み出すために
 

モニターツアーB 

 さて、モニターツアーのコツを見てまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

 モニターツアーというと、どうしても来訪者のおもてなしに気がいき、本当の狙い(=仮説の検証)が見落とされがちになってしまいます。しかし、通常できないサービスを重ねて満足度をあげても、改善策にはなりません。むしろ、低い評価の項目も含まれる方が、今後の課題が明確になるというメリットもあるのです。

 今後実施するモニターツアーでは、地域で仮説を立て、その評価をモニターに確認してみてはいかがでしょうか。

 
 

 当社では効果的なモニターツアーの実施について、お手伝いをさせていただいております。詳しくは、お問合せください。

 次回は、媒体などを活用して、地域外から意見を聞く観光ニーズ調査のポイントをお伝えします。

 
ご意見・ご感想などお待ちしております! 
 
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